五輪塔型墓石
五輪塔とは、平安時代から使われ始めた「墓」であり、「供養塔」です。五輪塔の5つの石は、古代インドの考え方、「五大」に基づいています。古代インドで宇宙を表す「地、水、火、風、空」の5つの要素に、石の形を対応されています。読み方は、こちらも下から「ア・ヴァ・ラ・カ・キャ」です。
名称と特別仕様
一石五輪塔
一石五輪塔は読んで字のごとく、一つの石でできた五輪塔。一石五輪塔の形式も卒塔婆のように少し地輪を長くしており、高野山町石卒塔婆の形式を移したものと考える。その長い地輪部と水輪部にかけて舟形を彫りくぼめ阿弥陀や地蔵像をあらわしている塔もある。
部材寸法表
8型 | 9型 | 10型 | 11型 | 12型 | |
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才数 | 才 | ||||
竿 | |||||
上台 | ××寸 | ||||
中台 | |||||
芝台 | |||||
花立 | |||||
香炉 | |||||
水鉢 |
一石五輪塔墓石を使用した墓石の一例↓
一般五輪塔墓石
五輪塔そのものには死者を成仏させ、極楽浄土にて生まれ変わらせる役割があるという意味もあります。
一般五輪塔墓石寸法表
8型 | 9型 | 10型 | 11型 | 12型 | |
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才数 | 才 | 才 | |||
宝珠 | 5.5×5.5×8寸 | 6×6×10.3寸 | |||
笠石 | 14×14×7寸 | 15.4×15.4×7.7寸 | |||
玉 | 10×10×9寸 | 11×11×10.3寸 | |||
竿 | 10×10×15寸 | 11×11×14.3寸 | |||
上台 | 15×15×8寸 | 16.5×16.5×9.9寸 | |||
中台 | 21×21×10寸 | – | |||
花立 | 4.5×4.5×9寸 | 5×5×10寸 | |||
水鉢 | 10×4.5×8寸 | 11×5×9寸 | |||
香炉 | 12×5.5×9寸 | 12×5.5×9寸 |
古体五輪塔
古体五輪塔墓石寸法表
8型 | 9型 | 10型 | 11型 | 12型 | |
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才数 | 11.689才 | ||||
竿 | 10*10*5寸 | ||||
上台 | 15×15×7寸 | ||||
中台 | |||||
芝台 | |||||
花立 | |||||
香炉 | |||||
水鉢 |